山口 真紀子

Career Story若手社員のキャリアパス

入社してたったの3年で前例のない異動希望を叶えてもらった。ここには夢を応援し、寄り添う風土がある。

山口 真紀子

協働し、学び合う職場へ。
コミュニケーションを取りやすい
インフラを整え、場をつくる。

組織開発チームの役割は、組織内の人と人のコミュニケーションや、部署間の連携をより強化すること。従業員同士で協働し合い、学び合う職場になるように、コミュニケーションのインフラを整備したり、ナレッジ共有のための場づくりをしたりと、仕事の幅は多岐にわたります。

私は現在、カーセンサー社内のグループウェア(情報共有のためのアプリケーションツール)の刷新や、社内に11あるスタッフ組織全体の会議運営、年に1回のナレッジ発表の場である「Values and Knowledge Award」の運営を担当しています。これまでの仕事で大変だったのは、グループウェアの刷新。既存システムが複雑すぎて、どこから手をつけていいのかわかりませんでした。社内で詳しい人を探して、聞いて、解決して…と一つひとつ改善を繰り返して、無事リリース。「使いやすくなった!」という社内からの声が、何よりもうれしいですね。

スタッフ職はゼロから企画する仕事も多く、前例や正解がないということも多々あります。加えて、営業から異動してきたときには、誰に何を確認して進めればいいのかわからず、時間ばかりかかっていました。そんな時、当時のマネジャーが「誰かがやったことのあることや、正解がわかっていることなら、あなたがやらなくてもいい。前例がないからこそ、あなたにしかできないことがある」と背中を押してくれたんです。自由に考えていいんだと、気持ちが軽くなりましたね。今でも仕事で悩んだ時には、この言葉に励まされています。

「100人のうちの1人でもいい。喜んでくれる人がいるなら、それはやった価値があることになる。」

山口 真紀子

率先してナレッジ共有すると
希薄だった営業同士の関係に変化が。
これを仕事にしたいと思った。

今でこそスタッフ職として働いていますが、最初は営業職として採用され、クライアントにカーセンサーネットへの掲載提案などをしていました。組織を支援する仕事に興味を持ち始めたのは、入社3年目の営業部の体制変更がきっかけです。

それまではエリアごとに営業部署があり、交流も仕事の協業も、ほとんどがエリア内で完結していたんです。その範囲が全国に変わった。すると、営業同士のコミュニケーションが希薄だなと感じるようになりました。会ったこともない人が、社内のグループウェア上にはたくさんいる。誰もが、コミュニケーションの取り方に戸惑いますよね。私はこの状況を変えたかった。というのも全国横断の営業体制になってから、私は全国には優秀な人たちが沢山いることを知り、その人たちの持っているナレッジが組織を超えて広く共有されないことをもどかしく感じていたんです。優秀な人たちの、スキルやナレッジをもっと知りたいと思いましたし、周りにも知ってほしかった。
当時は、ナレッジを投稿するツールはあっても、半年に1~2件ほどしか投稿がなく、ほとんど機能していない状況でした。それぞれいい事例を持っていても、「全体共有するまでもないかな」とみんなが遠慮し合っていたのでしょうね。この状況をなんとかしたい。営業同士の関係をもっと深めたい。それなら、まずは自分から始めてみよう、と決意しました。たった1人でもいい、もしかしたら困っている人の助けになれるかも知れない。そんな気持ちで、小さなナレッジを頻繁に共有していたら、少しずつ交流が活発になってきたんです。

そして上司も、地道な工夫を続ける私をちゃんと見ていてくれた。組織開発チームの業務を経験するチャンスをくれたんです。「どうしたらもっとみんながいい仕事を生み出せるようになるだろう」と部内の施策を考えることがとても楽しくて、この仕事に特化して挑戦したい、と考えるように。
営業部内の組織だけではなく、カーセンサー全体の組織改善をやってみたいと、福岡の営業職から東京のスタッフ職への異動を上司に相談しました。

「採用面接から、キャリア面談まで。一貫して、社員一人ひとりの人生に熱く向き合ってくれる。」

山口 真紀子
山口 真紀子

「同士がいなくなるのは寂しいが
あなたのキャリアを応援したい」
上司が背中を押してくれた。

入社3年目はまだまだ若手に分類されます。この年次での、営業からスタッフ職への異動は、社内でもあまり前例がありませんでした。
スタッフ職への異動希望を上司に伝えると、「営業とは働き方や求められるスキルが全然違う。厳しい場面も多々あると思うけれどいいのか」と言われましたね。それでも上司は、私の挑戦の意志が固いことがわかると、「同志がいなくなるのはさみしいな」と口にしつつも、「事業にとっても、あなたにとっても良い選択肢なら全力で応援する!」と言い切ってくれた。
当時の九州エリアは人員も少なく、営業としてようやく成長してきた私を輩出するのは、上司の立場上、心苦しかったと思います。でもそれよりも、私の人生にとって最善の選択ならば、と気持ちを尊重してくれたんです。

この、一人ひとりの人生に熱く向き合うスタンスは、会社の風土だと思います。異動先の上司も、「5年後にどうありたいのか」「本当にやりたいことは何?」ととことん向き合ってくれました。例えばカーセンサーには、仕事だけではなく個人の人生も含めてキャリアを考える「Will Can Must面談」があります。普通は半年に1回行う面談なのに、私がもやもやと迷っている様子を見て「また来週も話そう!」と時間を作ってくれたんです。結局、半年で5回も付き合ってもらいました。そして、私の人生目標や目指すキャリアにつながるような仕事を任せてくれています。

カーセンサーは、やりたい気持ちを発信さえすれば、今の役割にとどまらず、挑戦するチャンスをくれる会社です。まだ〇年目だから、とか、やったことがないから、と自分の可能性をせばめるのはもったいない。これからもやりたいことに貪欲に正直に、飛び込んでいきたいと思っています。

「自分から発信すれば、必ず周りがキャッチして応援してくれる。」

山口 真紀子

入社してからのキャリアパス

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