治部 洋一 ただ、営業を支えるのではない。
ただ、スタッフの代弁をするのでもない。
両輪となり、ともに前進することが大事。

ただ、営業を支えるのではない。
ただ、スタッフの代弁をするのでもない。
両輪となり、ともに前進することが大事。

カーセンサーのこれまでを知っているからこそ、
カーセンサーのこれからを拓いていきたい。

入社17年目になりますので、カーセンサーの中でも最古参の部類に入ると思います。紙の時代、ネットへの移行、組織の再編などカーセンサーの激動の歴史を、まさにど真ん中で体感してきたと言ってもいいでしょう。私のカーセンサー人生は、名古屋がそのはじまりです。「編集・ディレクター」という募集要項に惹かれて入ったカーセンサーで私がまず担当したのは、外部ライターや外部カメラマンをコーディネートし、時には取材や撮影に出向くこともある業務でした。ひと周り以上も年上の外部スタッフからは、とても多くのことを学びました。酒もたくさん飲んだ(笑)。あの頃に培われた精神的なタフネスは、いまでも生きていると思います。
その後、異動でスタッフ部門の責任者として福岡に配属された際には、現地で大切にされてきた価値観や、思いの丈にも触れました。ぶつかることもありました。それでも、ひとつのカーセンサーとして同じ方向を向かなければならない。特に、営業力で勝ち抜いてきた自負のある現地においては、スタッフである自分が考えを伝え続けなければ、現状を打破できないという気持ちがあったからです。カーセンサーを良くしたい。その想いは共通なはずだから。

治部 洋一
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マンパワーだけに頼らない。
ルールをつくり、仕組みをつくり、
組織を自己変革体質へと変えていく。

さらにその後、東京本社に配属され、より本格的に社内の構造改革に着手するように。生産効率向上のためにスタッフ部門を本社に集約させ、商品・サービスの受注から入金までの管理オペレーションを構築するなど、ダイナミックなプロジェクトにも携わりました。私がつねに重んじていることは、「営業」と「スタッフ」は両輪であるという考え方です。どちらが上というのでも、下というのでもない。ともに同じ視線を持ち、組織としてのカーセンサーを成長させていく意思を持ち合うことが大切だと思うのです。とは言え職種が違えば、価値観や志向性は自ずと異なってきます。エモーションとロジック。オフェンスとディフェンス。そのどちらをも理解しながら、バランスを取りながらでなければ、改革は頓挫してしまいます。
それ以前のカーセンサーは、大部分をマンパワーで乗り越えてきました。けれど、それでは営業部門もスタッフ部門も疲弊してしまう。「こんなツライ状況を放置していてはいけない」。属人的な慣習から脱却し、ルールを敷いていく作業は、言うなれば「型」をつくっていくことでもあります。変わり続けるマーケット環境に適応し、進化し続けるテクノロジーにも対応していくためには、組織全体が自己変革していける柔軟な体質にならなければなりません。これからのカーセンサーの「型」づくりは現在でも継続しています。

治部 洋一

若いメンバーに期待したいトライの姿勢。
目の前の仕事の向こう側に、
どんな世界観があるのか見つめてほしい。

部下を預かるマネージャーという立場になって改めて思うのは、カーセンサーというフィールドの可能性の大きさです。若い世代が、私とまったく同じような経験をすることはできませんが、トライすることを奨励するカルチャーは昔もいまも同じです。
トライのための土台となるのが、伝える力です。メンバーに対してつねづね言っているのは、どんどん考えていることを言葉にして伝えてほしいということ。他部門との折衝の多いスタッフ業務では、考えをまとめ、それを発信することが求められます。情報を集める能力にアドオンして、それを新しい論理へと発展させる。意見を言い合うことで、他のメンバーの考え方をも吸収していく。メンバー一人ひとりのレベルをアップさせるための試みは、どんどん取り入れていきたいと思っています。
スタッフ部門の仕事には、確かに相反するテーマを両立させなければならない瞬間があります。また、事務的な業務も多くなるため、まずは目の前のことに集中しなければならない傾向もある。しかし、その先に何があるのか考えてほしい。ビジョンやミッションの意味を、我々の事業の存在意義を、腹に据えてほしい。難易度は高い。けれど、何かに向かって前進するメンバーには、私は絶対に伴走すると約束しているんです。

治部 洋一
プロフィール

治部 洋一

事業推進部

進行サポートグループ

2000入社

スタッフ部門は販売店と直接接する機会が少ないセクション。でも、個人的には「縁の下の力持ち」という感覚で働いてきたつもりはありません。営業と対等に、両輪の片方を担っている自負がある。メンバーには無理を飲んでもらうこともあります。「できる」「できない」という冷静な判断とは別に、やるしかないこともある。その泥臭さは、営業とも共通するマインドですし、カーセンサーという組織のDNAでもあると思います。昨年、5年ぶりにスタッフ部門のマネージャーとして通期の表彰を受けました。スタッフ部門全体に光をあてるのも私の責務だと思っています。

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