浅野 香奈

Interview

いつかは、日本一の女性営業になりたい。自分なりのスタイルを確立して。

浅野 香奈

「話す」よりも「聞く」ことが大事。
コミュニケーションがしっかりできなければ、
何もはじまらないのだと痛感。

入社して2年半になります。最初の1ヶ月は、先輩社員に同行してクライアント先を回る日々でした。面白かったのは、同じ独立系中古車販売店(専業店)の担当なのに、先輩社員のスタイルがみんな違ったこと。自分のキャラクターや得意不得意を把握して、それぞれのクライアントに提案しているのが印象的でした。出先から会社に戻ると、毎日ロールプレイングを繰り返しました。チームリーダーやマネジャーが専業店の社長役になって、営業シミュレーションをするというものです。いろいろな想定問答があり、現場に出るための準備ができたように思います。
とは言っても、実際に現場に出てみると、それはそれで違いはあるものです。任される店舗はそれぞれ異なる事情を抱えているし、社長の個性もまったく違う。コミュニケーションがしっかりできなければ、何もできないと痛感しました。こちらはカーセンサーの説明がしたい。でも、いきなりそんな話題を出しても聞いてもらえません。「話す」より「聞く」が大切なのだと思い知らされました。カーセンサーの魅力も問われるけれど、自分自身が問われる仕事だと思います。

「カーセンサーの魅力も問われるけど、何より、私自身が問われる仕事だと思う。」

浅野 香奈

普段厳しい上司が、
私が表彰されて泣いていた。
それを見て、私も泣けた。

社内では、営業のための5ステップというものを提唱しています。「知る」「握る」「汗をかく」「掴む」「振り返る」。PDCAのカーセンサー版のようなものですが、第一段階の「知る」が最初の難関です。相手の人柄を知り、問題意識を知り、カーセンサーに求めていることを知る。その後でようやく提案を考えることができます。
はじめて受注できたのは、ちょうど世代交代をしたばかりの専業店でした。先代の頃には雑誌に広告を掲載したことがなかったのだけれど、新社長になった方は、ネットも含め広告展開をしなければ他店に太刀打ちができない、と危機感を募らせていたのだと思います。3度目の訪問で受注できました。「知る」ことを大切にしたから出せた結果だと思います。
営業の仕事は、結果を出せた時は、とても楽しい反面、結果が出ない時には、つらいものがあります。目標が達成できたらできたで、さらに高い目標を与えられるわけだから、終わりがありません。それでも前向きに頑張れるのは、メンバーの存在が大きい。自らの頑張りが表彰された時は嬉しくて、ついつい声を出して泣くこともあります。まわりも喜んでくれて、あの厳しい上司が一緒になって泣いていたりする。さらに泣けてきます。

「前向きに頑張れているのは、仲間のおかげ。必死の頑張りを、ともに喜び合えるしあわせがある。」

浅野 香奈
浅野 香奈

あらゆることを吸収したい。
全国でいちばんカーセンサーを
売る女性になるために。

5ステップの中に「汗をかく」という項目があるところが、カーセンサーっぽいですね。比喩ではなく本当に汗をかくこともあります。通常、ネット上の情報更新はクライアントに行っていただくため、掲載するクルマの写真撮影も専業店側で行います。そうは言っても、多忙を極める社長に代わって、私が更新分の写真を撮ることもあります。
私は器用な方ではないので、いまはできるだけ自分のリズムを保つようにしています。どれだけクライアントと親しくなっても礼儀は守る。まわりからは「もっと自分を出したら?」と言われる。上司も個を引き出そうとしてくれている。多くの先輩のように、自分独自のスタイルが確立できるよう、奮闘している最中です。
いまの職場の男女比は、ほぼ半々ぐらいです。中古車業界は長いこと男性社会だったようですが、女性が十分に活躍できるフィールドだと感じます。もともとクルマに詳しくなかったり、営業経験がなかったりするから、よけいに吸収したいという想いが強いのかもしれません。当面は自分の地力をつけることに注力しなければなりませんが、いつかは「全国でいちばんカーセンサーを売った女性」を目指すのも格好いいですね。

「クルマに詳しくない。営業経験がない。だからこそ吸収したいという想いが強くなる。」

浅野 香奈

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