村上 将司 お前と付き合ったる。
申し訳なさと、ありがたさで、
涙が止まらなかった。

お前と付き合ったる。
申し訳なさと、ありがたさで、
涙が止まらなかった。

担当を戻せ!と怒鳴られた。
逃げたいと何度も思った。
それでも食らいつくことで得ることがある。

この会社で最初に学んだことは「責任を持つこと」でした。入社1ヶ月でベテランの前任者から担当店を引き継いだものの、何もかもが手探り状態。専業店の社長から「担当を戻せ!」と怒鳴られたことがありました。質問にも答えられず、気づかいもできず、イライラさせてしまったのだから当然でした。滅入った私は上司に連絡を入れ、前任者に取り次いでもらおうと思いました。そこで言われたのが「お前が責任者だ、自分で何とかしろ」でした。
一度でも前任者や上司が対応してしまうと、二度と私には相談ごとは来なくなる。だから食らいつくほかありませんでした。「持ち帰らせてください」と言って、分からないことや知らないことを調べ上げて、また社長のもとへ出向く。そしてまた怒鳴られる。もう、ひとりで出向くのは嫌でした。でも、ここで逃げたら自分の存在価値はないと思いました。
それでも徐々にですが、質問に対して答えられることが増え、気づかいも身についてきたのかもしれません。社長の私への対応も変わってきました。リクルートカーセンサーは、結論だけでなく、プロセスを重んじるところがあります。「自分で何とかする」ことで個の成長を促す。それは、どんな研修よりも濃密な現場プログラムだと思います。

村上 将司
村上 将司

何を言われても通い続けた。
カーセンサー嫌いの社長が、
最後に言った、ひと言。

「カーセンサーは絶対にやらん!」と言い張り続けた社長がいました。大柄で、見るからに強面。言うこともきつくて、通うのが嫌で嫌でたまりませんでした。それでも2ヶ月の間、計10回以上は通いました。その社長は以前カーセンサーを利用したことがあったらしく、反響がとても悪かったとのことでした。私は、自分が入社するずっと前のことでもあやまり続けました。すると、ちゃんと効果が出ていたライバル媒体の掲載を打ち切り、カーセンサーへの掲載を決めてくださったのです。「3ヶ月だけ付き合ったる。売れへんかったらすぐ止める」。
ところが、いざスタートしたらまったく売れません。それまでライバル媒体を利用して月に4~5台は売れていたのに、3ヶ月間、カーセンサーではゼロ。私は行くたびにあやまり続けるほかありませんでした。「引き延ばすなよ」と社長からは釘を刺されました。そして最終日、最後の訪問ということで、改めて私は頭を下げました。「申し訳ありませんでした。売れているにも関わらず切り替えていただいたのに…」。
すると社長がこう言ってくださったのです。「お前と付き合ったる」。ビジネスパートナーとして信頼できる奴と仕事がしたい、と社長はおっしゃいました。申し訳なさと、ありがたさと、嬉しさと、いろいろな気持ちが溢れ出して、私は自分のクルマに戻ってしばらくただ泣きました。あれから2年、いまではしっかり成約を出せるようになりました。

村上 将司

転職先を決める時、
人を見て決めるのも
正解だと思う。

つらいことがないわけではありません。でも、それらが報われる一瞬がある。会社に戻ると明るい気持ちになれる。話が盛り上がって、片付けなければならない仕事が、まったくはかどらないということもよくあります。いま一緒に働いているメンバーの中には、「会社が嫌い」と言う社員はまずいないと私は思う。そんな場所で働けていることが、私の誇りでもあります。
私がリクルートカーセンサーへの転職を決めたのは、面接官の人柄に惹かれたからでした。周囲にも、人で決めたという社員が何人もいます。仕事内容や待遇で転職先を決めるのももちろんありだと思うけれど、社風や人で決めるのも、私は正解だと思います。
この仕事に就いて3年。いまの私の目標は、チームリーダーになること。入社当初は、自分の成長をまず考えていましたが、いまはチームとしての成長に自分がどう関与するのか、に関心があります。この会社は数字至上主義ではありません。だから、別業界でトップセールスの実績があったとしても、それ自体が評価されたりはしません。それよりも重視するのは、その内容。そういう視点が私は好きです。素直な人には最適な会社だと私は感じます。

村上 将司
プロフィール

村上 将司

(株)JCM大阪支店 出向

広告事業部 関西専業店営業部
関西営業2グループ

2012入社

以前は証券会社で勤めていました。当時の営業先といまお付き合いさせていただいている専業店の社長とは、キャラクターがまったく違います。でも、はっきり言って、いまの方が充実していると胸を張って言えますね。強面の社長は確かにいるけれど、ハートが温かい人ばかり。心と心が通い合う嬉しさが、この仕事にはあります。リクルートカーセンサーは「汗をかく」というのを大切にしていますが、それは中古車販売業を営む方々が「汗をかく」生き方をしているからだと思います。行動で、頭で、汗をかく。このスタイル、私は気に入っています。

村上 将司